フランスのフランシュコンテ大学に留学中の筑波大学社会・国際学群国際総合学類の３年生黒崎愛海（くろさきなるみ）さんが行方不明となった事件で犯人や動機・国籍などに注目が集まっています。
希望を胸に留学した黒崎さんの行方はまだわかっていない状況ですが、現在わかっている情報から考察したいと思います。
また出身高校や彼氏の噂についても調べてみました。
黒崎愛海事件の犯人の動機や国籍は?希望を胸に留学!
黒崎愛海さんが事件に巻き込まれたとされるのは今年の12月4日のこと。
黒崎さんが留学している大学の寮から叫び声が聞こえたそうですが、その後一人の男性が寮から出て行く様子がとらえられていたと報道されていました。
犯人の国籍についてはフランス人でも日本人でもない20代の留学生と報道されていますが、それ以上詳しいことは明かされていません。
国籍がぼやかされたような形になっているのは捜査のため秘密にしていると警察により発表されていますが、もしかすると特定した形で報道すると差別などにつながる恐れのある国ということなのかもしれません。
ダンス練習時の黒崎さん（動画）
地元警察によると犯人はサイコパス的な人物と言われているようで、動機についてはいかがわしいことを目的に誘拐したのではないかと思われます。
黒崎さんはダンスが得意で留学先でもダンスの練習をしていた様子が報道されていました。
黒崎さんと犯人の接点は黒崎さんが日本にいる時からSNSで知り合ったそうです。
希望を胸に留学した黒崎さんを巻き込んだ犯罪ですが、今年はカナダに留学していた女性が犯罪に巻き込まれるニュースがあったりと海外では日本人が日本にいる時の意識のままで無防備な状態になることも多いので改めて気をつける必要があることを感じます。
黒崎愛海の出身高校や彼氏は？容疑者は元交際相手のチリ人男性！両親の証言も
黒崎愛海さんは筑波大学に在学中ですが高校については東京都立国際高校との情報がFacebookにありました。
国際高校ということで、国際関係のことに関わる学校なので早くからそうした海外のことに目を向けておられたようですね。
ちなみにタレントのホラン千秋さんやヒップホップMCのKREVAさんもこの学校出身とのこと。
東京都立国際高校
彼氏については特に情報はありませんが、まだ大学生活も残っているので無事に行方がわかり発見されることを祈りたいと思います。
また何か情報が入り次第追記していきます。
【速報追記】
フランス捜査当局によって容疑者の詳細が明らかにされました。
男性は２０代のチリ国籍でなんと黒崎さんの元交際相手ニコラス・ゼペタ・コントレラス容疑者であったとのこと。
また、容疑者は黒崎さんと同じ筑波大学の語学サークルに名前があるということで容疑者との関係は以前から深いものだったということですね。
そして、容疑者は自分が捜査対象になっていることに気づくとブザンソンからスイスのジュネーブなどを経由してチリへ入国したとのこと。
捜査当局によると誘拐などではなく最悪の結果となってしまったようです。
元恋人が容疑者とわかったところで調べていくと、交際関係のもつれから容疑者が黒崎さんに執着していたようで
黒崎さんの両親からも、「元交際相手が危険な性格でしつこく付きまとっていた」という証言があったようです。
さらに黒崎さんの友人の証言によると、黒崎さんは容疑者と別れた直後に別の外国人男性と交際を始めたそうで、新しい恋人の存在に嫉妬し黒崎さんとヨリを戻そうとして追いかけてきたのかもしれないとのこと。
ちなみに2016年現在、日本が犯罪人引渡し条約を結んでいる国はアメリカ（日米犯罪人引渡し条約、1980年発効）と韓国（日韓犯罪人引渡し条約、2002年発効）の2か国だけで、世界的に見てもかなり少ないとのこと。
フランスは96か国とのことです。
また、フランスとチリにも容疑者の引き渡し条約はないとのことでたとえ身柄を拘束しても引き渡しについては難航しそうだとのこと。
今回の国籍の報道がかなり後になってからなのはこうした理由も関係しているのかもしれません。
一日も早い容疑者の逮捕を願います。
【事件続報】
チリの検察で事件を担当するヒメナ・チョン検事が1月6日にＮＨＫの単独インタビューに応じました。
それによると、「フランス側から捜査依頼は受けたが、身柄の引き渡しを前提とした拘束は求められていない」とのことで、依頼された事項については全て情報提供が終わったということで捜査の終了を発表しました。
フランスで起きた事件であることや以前に書いた引き渡し条約の関連などからフランス側も深く踏み込めないのかもしれませんね。
今後、フランスの捜査当局は、チリ側から提供された情報にもとづいて詰めの捜査をおこなうようです。
2017年11月30日、黒崎愛海さんが行方不明になってからまもなく１年となり、現地の検察当局が会見をおこない黒崎さんの捜索を近郊の森３か所にしぼっていることを発表しました。
なお、黒崎さんの元交際相手でチリ国籍のニコラス・セペダ容疑者の引き渡しも、チリ当局に求める方針とのことです。
2018年11月に入っての続報ですが、現地警察は、携帯電話の位置データに基づき2018年春から捜索を続けていましたが、新たな証拠は見つからなかったとの発表がありました。
また、フランスの捜査当局者によると「できることは全てやり尽くした」とした上で、１０月末に捜索が終了したことも発表されました。
今後の展開についてはチリの最高裁判所にセペダ容疑者の身柄引き渡しなどを要請する動きですが、犯行を直接裏付ける証拠が乏しくチリ側が要請に応じる見通しも立っていないようです。
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その後の2020年4月2日、チリの最高裁判所はニコラス・セペダ容疑者のフランスへの身柄引き渡しを認める決定を下しました。
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2020年5月18日、容疑者の身柄引き渡しが決定しました。
2016年、留学中だった黒崎愛海さん（当時21）が行方不明になった事件で、チリの最高裁判所は18日、関与が疑われているチリ人の #ニコラス・セペダ 容疑者のフランス への身柄引き渡しを決定した。 pic.twitter.com/QblByESZhW
— Novel19 (@19PANDEM1C) 2020年5月18日
2020年7月23日には容疑者のフランスへの移送が始まり、日本時間23日午前9時半頃パーカーのフードをかぶってマスク姿で、チリ中部の自宅から捜査員らによって連行されたとのことです。
