火垂るの墓で知られる作家
「火垂るの墓」「アメリカひじき」などで知られる作家野坂昭如(のさか あきゆき)さんが12月9日午後10時半ごろ、心不全のため東京都内の病院にて85歳で亡くなられたというニュースが入りました。
野坂さんの作品「火垂るの墓」は小学校の頃アニメ映画で見たのを思い出しますが、妹とともに人知れず亡くなっていた主人公の姿が印象的で忘れられない作品となりました。
作品の中に出てくるドロップ缶の印象も忘れられません。
そんな火垂るの墓は野坂さん自身の体験を元にしたものだったとか。
また、野坂さんの娘はある経歴で有名な方だそう。
さらに、お笑いコンビとんねるず、ダウンタウンの浜田雅功さんとのエピソードなどもあったようです。
ということで、今回は野坂昭如さんについて調べてみたいと思います。
野坂昭如が死去!火垂るの墓は実話?
まずは野坂昭如さんのプロフィールから。
別名:阿木 由紀夫(あき ゆきお)、クロード 野坂(クロード のさか)、立川 天皇(たてかわ てんのう)
誕生日:1930年10月10日
出身:神奈川県鎌倉市
学歴:早稲田大学第一文学部仏文科中退
配偶者(妻):野坂暘子(シャンソン歌手)
野坂さんは作家以外にも多くの顔を持ち、歌手、作詞家、タレント、政治家などでもあったとのこと。
有名な童謡「おもちゃのチャチャチャ」の共同作詞もされていたそうで、今回初めて知ったので驚きでした。
さて、野坂さんと言えば「火垂るの墓」で有名ですが、こちらは野坂さんの体験を元にした実話だそうで野坂さんは生まれる前に両親が別居していたそう。
そして、実母が亡くなると生後半年で神戸の張満谷(はりまや)家へ養子に出されたとのこと。
また、自分が養子であることは11歳の時に戸籍謄本を偶然に見て知り、後に二人の妹も別々に養子として入りました。
火垂るの墓のモデルとなったのは上の妹を病気で亡くしたこと、そして下の妹を疎開先の福井県で栄養失調で亡くしたことで、そうした経験から贖罪のつもりで執筆されたとのことでした。
自身の体験をもとに執筆
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野坂昭如の娘やとんねるず・浜田とのエピソードも
野坂昭如さんの娘は二人おり、なんと二人とも元宝塚出身だそう。
上の娘は花景美妃さんという方で、現在は作家として活動しており、下の娘は藍葉子さんというそうです。
また、野坂さんは元々コントなどもされていたことからお笑い芸人とも親交があったようで、とんねるずやダウンタウンの浜田雅功さんとのエピソードがあるそうです。
とんねるずとのエピソードについてですが、とんねるずの番組でゲストでも何でもないのにいきなりスタジオに入ってきて石橋貴明さんに殴りかかったそう。
野坂さんは一杯飲んできた状態でスタジオに入ってきたそうですね。
幸い石橋さんはとっさに身をかわし難を逃れましたが、映画監督の大島渚さんを倒したパンチでも有名なだけに石橋さんでも危なかったかもしれません…
また、浜田さんとは壮絶な殴り合いもあったそうでこんな画像も
浜田さんと乱闘!?
動画版はこちら!
野坂さんにこれだけの悪ノリをするダウンタウンの二人もすごいですが、それに応じる野坂さんのキャラのすごさも見ていて爆笑してしまいました(笑)
火垂るの墓の作者としての野坂さんだけのイメージからするとちょっとびっくりなのですが、豪快かつあらゆる面でエンターテイナーだったとのこと。
また「昭和の男」というべき方が亡くなりましたが、心よりお悔やみ申し上げます。